福子(安藤サクラ)たちの手伝いに出ていた克子(松下奈緒)と忠彦(要潤)が、自宅に帰ってきました。塩も売れず、ダネイホンも材料が枯渇したためのようです。 萬平たちの無事を克子の子どもたちも心配します。そんな中、長女のタカ(岸井ゆきの)は神部(瀬戸康史)…
萬平(長谷川博己)が捕まった事が新聞に載り、それは進駐軍が書かせた大変萬平たちが反乱分子だという悪評な記事でした。 福子(安藤サクラ)は「萬平は決して悪い事をしていない」と信じることしか出来ません。三田村(橋爪功)が会長を務める大阪商工会の面々も…
萬平(長谷川博己)に手りゅう弾のある倉庫を紹介したとして、世良(桐谷健太)も進駐軍に連行されて行きました。萬平は精一杯庇っていましたが、ついに取り調べを受けることになった世良ですが、その舌弁で進駐軍を相手に、決して負けません。 後ろで書記をして…
魚獲りに、日本軍軍事工場痕に隠されていた手りゅう弾を使った事が知られ、萬平(長谷川博己)を初めとするたちばな塩業の男たちは進駐軍に連行されてしまいました。 取り調べは厳しく、深夜まで萬平は付き合されていました。どうやら米軍はマッカーサー暗殺未…
たちばな塩業に、進駐軍が銃を構えて押し寄せてきました。海辺で爆発音がするという報告があり、現在の日本を支配下に置く米軍に対する反乱を企てた集まりだと思われたようです。 何のことだか判らず動揺する萬平(長谷川博己)に、魚獲りを担当していた高木た…
萬平(長谷川博己)がその時代多くいた栄養失調の人に、手軽に手に入れられる栄養食品として作った「ダネイホン」発売当初は中々市井の人々に理解してもらえず売れませんでした。 そんな萬平に大阪商工会会長の三田村(橋爪功)に「この商品を誰に売りたいのか、…
いよいよダネイホンの販売が開始しました。けれど、味と金額が大きなネックとなり中々売れません。身体にいいものと言っても、味見してすぐに効果が出るものではありませんからね。 今の世の中栄養食品なんて理解も得ていないでしょうから、この苦戦は当然か…
萬平(長谷川博己)は立花塩業の従業員たちが塩組とダネイホン組に二分された事を反省したものの、取った行動がみんなでダネイホンを作ろうというモノでした。 それは塩組にさらに負担と苦労を増やしてしまっただけでした。福子(安藤サクラ)はそのやり方ではだ…
ダネイホンの研究にかかりきりで、家族にも塩制作部にも配慮しなくなった萬平(長谷川博己)に、福子(安藤サクラ)もたまらず不満をぶつけ、夫婦二人初めて激しい言い争いの喧嘩をします。 鈴(松坂慶子)は日頃萬平に対して持っていた自分の不満を、福子が理解し…
健康食品の研究にのめり込みもそのほかのことが何もかもおろそかにしてしまった萬平(長谷川博己)。彼の好きにさせたいと言っていた福子(安藤サクラ)も、二人のはじめての息子・源にすら構わなくなった萬平に不満を募らせていっていました。 その日は土曜日。…
食べるモノが無く、栄養失調で困っている人を助けるために、萬平(長谷川博己)は手軽に手に入れられる栄養食品を作ろうと動き出しました。 その商品にはドイツ語で栄養を意味するディーエアネイリングから取り、「ダネイホン」と名付けた様です。中々胡散臭い…
福子(安藤サクラ)は無事、萬平(長谷川博己)との子どもを産むことが出来ました。しかし、現在の食糧事情から、産後の肥立ちが悪く、体調が中々元に戻りませんでした。 鈴(松坂慶子)が家出したこともあり、立花塩業は家事もある程度分担する事となり、時間はか…
ついに福子(安藤サクラ)が産気づきました。慌てる男たちに、産婆を呼んでくるよう頼む福子を、萬平(長谷川博己)が抱えます。克子(松下奈緒)の元にも、電報で福子が産気づいた事を知らされました。 忠彦(要潤)に絵を描いてもらっていた鈴(松坂慶子)にも知らさ…
家出した鈴(松坂慶子)は清香軒に隠れていましたが、従業員の本音を聞いてしまい、いたたまれなくなって、そこからも姿を消してしまいました。 福子(安藤サクラ)や萬平(長谷川博己)や克子(松下奈緒)の家で、忠彦(要潤)たちと鈴が現れるのを待っていましたが、…
福子(安藤サクラ)が妊娠したことで、負担が増えた鈴(松坂慶子)は家出してしまいました。福子と萬平(長谷川博己)は最終的には克子(松下奈緒)のところへ来るのではと、大阪に揃って探しに来ていました。 しかし鈴は、立花塩業そばの清香軒に身を隠していました…
鈴(松坂慶子)は課せられた家事の多さに耐えられず、家出してしまいました。福子(安藤サクラ)や従業員たちが家出の原因を詮索している中、萬平(長谷川博己)は自分のせいだと気づきます。 原因はとにかく探しに行こうと男たちをせっつく福子に、萬平は自分が鈴…
三田村(橋爪功)から三万もの投資を受け、福子(安藤サクラ)も妊娠し、萬平(長谷川博己)の製塩業も形が整いました。時代は昭和22年春です。半年時が流れ、従業員にも塩づくりがしっかり板につきました。 福子はお腹も大きくなり、いつ生まれてもおかしくない臨…
世良(桐谷健太)が塩を闇市に横流ししていた事を、鈴(松坂慶子)から福子(安藤サクラ)教えられ驚きます。しかし萬平(長谷川博己)は福子の浮気疑惑が気になってしょうがありません。 世良を警察に突き出そうと言う鈴に、福子は混乱し、萬平もその話を待っても…
倒れても絵を描くことやめない忠彦(要潤)を心配して、福子(安藤サクラ)は再び克子(松下奈緒)の家を訪ねることにします。鈴(松坂慶子)も行きたがりますが、ただ忠彦のする事を否定する鈴では喧嘩になってしまうと、福子は置いて行きました。 拗ねてる鈴さん可…
福子(安藤サクラ)と鈴(松坂慶子)の二人に、タカ(岸井ゆきの)以外のお手伝いも出来て、男たちの世話は落ち着くのかと思いましたが、そのタカから電話があり、「もうお手伝いできない」と言われます。 泣きながら電話をしてきたタカを、福子は心配します。男た…
福子(安藤サクラ)と萬平(長谷川博己)は、雀の涙の給金でやる気が削がれていた男たちに、慰労会をやることで何とか機嫌を取り戻していました。 そんな二人に、あの世良(桐谷健太)から電話がかかってきます。売上を着服した世良は、それがばれていない状態で…
萬平(長谷川博己)の立花塩業は、初の儲けを世良(桐谷健太)にちょろまかされてしまいました。そのため従業員にちゃんとした給金を払えず、憂さの溜まった従業員の一人・岡幸助(中尾明慶)は飲み屋で暴れてしまいました。 警察からの知らせで福子(安藤サクラ)…
ついに萬平(長谷川博己)の製塩業に認可が下りました。改めて立花塩業と名前を付けて、福子(安藤サクラ)と鈴(松坂慶子)で経理と従業員の世話を担当する事となります。 鈴は相変わらず男たちの世話を焼くのが嫌なようで、愚痴が絶えません。男たちの忙しそうに…
萬平(長谷川博己)の塩づくりへの準備も大詰めです。全ての資材が揃い、萬平は男たちに再度塩づくりの工程を説明して、男たちは海に駆け出します。 鈴(松坂慶子)はそんな男たちを見て、食事作りに憂鬱そうです。福子(安藤サクラ)とお手伝いにきたタカ(岸井ゆ…
萬平(長谷川博己)の製塩業用の機材設備が着々と進んでいます。福子(安藤サクラ)は萬平のはつらつとした表情を見て、とても嬉しそうです。 しかし追い込みの作業で疲労を抱える男たちは、ストレスがたまり始めていました。ついに食事時に、ちょっとしたことで…
神部(瀬戸康史)が塩づくりを手伝ってくれる男たちを、何人も連れて帰ってきました。その数は神部を入れて15人にもなります。鈴(松坂慶子)はこの大男たちを福子と二人で世話をしなければならず、怒り心頭です。 幾人か帰ってもらおうと言いますが、泉大津まで…
無事塩づくりの実験を成功させた萬平(長谷川博己)は、これからこれを商売にしようと言い出します。戦前は、塩は勝手に作ってはいけないものでしたが、現在はしかるべき条件を踏まえて申請すれば、認めて貰えます。 81枚もの鉄板を使っての塩の制作です。萬平…
戦後の物不足による塩不足を知った萬平(長谷川博己)は、目の前の海から、倉庫の大量の鉄板を使って塩づくりを思いつきます。 居候の神部(瀬戸康史)を連れて、思いついた翌日には、塩の制作で有名な赤穂に赴きます。鉄板と海だけで塩が作れるのかと言う神部に…
昭和21年6月。福子(安藤サクラ)、萬平(長谷川博己)、鈴(松坂慶子)、神部(瀬戸康史)の四人は、泉大津に移り住みました。たどり着いた海に鈴以外の三人は大はしゃぎしていました。 萬平が買った倉庫は軍人の施設だったようで、下には会議室を思わせる広い部屋…
無事戦場から帰ってきた忠彦(要潤)でしたが、目をやられて色覚異常があり、もう絵は描けないと本人は言いました。しかし福子(安藤サクラ)は忠彦も萬平(長谷川博己)も何か自分にしか出来ない事をやり遂げる人だと信じています。 みんなで始めたハンコ屋でした…