まんぷく第37話の感想「世良やらかす」

ついに萬平(長谷川博己)の製塩業に認可が下りました。改めて立花塩業と名前を付けて、福子(安藤サクラ)と鈴(松坂慶子)で経理と従業員の世話を担当する事となります。

 

 

鈴は相変わらず男たちの世話を焼くのが嫌なようで、愚痴が絶えません。男たちの忙しそうに塩の生産に取り組みますが、忙しさにかまけて出来た塩の色が茶色かろうと気にしない様子です。

 

 

そんなバタバタとしている中、立花塩業に訪問者が現れました。様子を見に来たという世良(桐谷健太)です。萬平も福子も喜びます。鈴は世良にも愚痴をこぼしました。

 

 

盛り上がってバタバタしている萬平たちに、車で来ていた世良は、出来た塩を専売局に持って行く手伝いを名乗り出てくれました。専売局への塩の運び方を考えていた萬平は喜びます。

 

 

世良の車で運び出される塩を見ながら、880キロもある塩なら三千円(今の百万ほど)になるだろうと、みんなバンザイしながら見送るのでした。世良も専売局で三千円手に入れて、塩が儲かる事に驚きます。

 


何よりそういう先見の明がある萬平に、感心しました。男たちの食事に福子たちは今日はお金が入るからと、食後のデザートを用意します。

 


そうやってにぎやかに売り上げを待つ福子たちでしたが、世良が持って帰った金額は千五百円でした。三千円の半分になっていた事に萬平たちは驚きます。

 

 

何かの間違いではないかと言う意見に、世良は塩の出来が悪かったからだと言います。
塩が茶色くてこの金額にされたというのです。鈴は世良の言う事を疑いますが、萬平は世良の言う事を鵜呑みにして信じられないと、自分たちの作った塩を見に走ります。

 

 

作業員の男たちの一部が、自分たちが茶色い塩を混ぜたと萬平に謝りに来ました。怒りに震える萬平でしたが、男たちに暴力は震えませんでした。

 

 

そんなショックに萎える立花塩業を、世良は立ち去ります。「悪いな、僕も金に困ってるんや」と呟きながら。そう、世良は三千円の売上を半額ちょろまかしたのです。

 

 

そうと知らず、失意の萬平たち。売上が大してなかったため、従業員たちにも大した給金が払えません。もちろん福子たちは無給です。

 

 

萬平は次こそ最高の塩を作ろうと意気込みますが、男たちはキツイ仕事に見合った給金が貰えず、大阪に憂さ晴らしと飲みに出ました。そこで岡幸助(中尾明慶)は酔って暴れてしまうのでした。

 

 

一難去ってまた一難。萬平たちは乗り越えられるのでしょうか。

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