まんぷく第38話の感想「慰労会」

萬平(長谷川博己)の立花塩業は、初の儲けを世良(桐谷健太)にちょろまかされてしまいました。そのため従業員にちゃんとした給金を払えず、憂さの溜まった従業員の一人・岡幸助(中尾明慶)は飲み屋で暴れてしまいました。

 

 

警察からの知らせで福子(安藤サクラ)と萬平は岡を引き取りに来ます。飲み屋の女性店員に乱暴を働こうとした酔っ払いを殴りつけたという事で、岡はお咎めなしで釈放されます。

 

 

萬平も福子も岡を気遣いました。そりゃあしっかりと給金を出せていない自分たちが、とやかく言えないですよね。それで責めて辞められても困りますから。岡も判っているのか腐った態度を取りますが、強いことは言いません。

 


塩業に帰ってきた福子たちに、鈴(松坂慶子)は男たちがまた騒ぎを起こすのではないかと不満を福子たちにぶつけました。男たちも集まり、神部(瀬戸康史)が岡を叱りますが、たまっていた不満を男たちは互いに不満をぶつけ合うようになってしまいます。

 


最年少の小松原(前原滉)から、男たちがギクシャクしている事を萬平も報告を受けます。福子はそんな男たちに慰労会を催そうと言い出します。

 

 

男たちの普段を労って、自分たち経営者が見世物を見せようというのです。もちろん鈴は嫌がりますが、福子は押し切りました。男たちを集め、まずタカ(岸井ゆきの)がハーモニカを披露します。

 


拙いタカのハーモニカに、可愛いけれど何を聴かされているかもわからず、男たちは微妙な空気が流れます。次に福子が「りんごの唄」を唄いますが、なんと得意の英語に書き換えた詩に認め、みんなで歌う事も出来ず、微妙が再びです。

 

 

続いて嫌がっていた鈴が「国定忠治」を朗々と見せます。これには男たちも盛り上がり、大喜びです。鈴さんは嫌がっても実はこういう見せ場があって、憎めないですね。

 

 

さあ、社長も萬平です。彼は一人で何もできないと、福子と一緒に夫婦漫才を披露します。もちろん関西弁さえちゃんと喋れない萬平の拙い漫才は、笑わせるというより笑われてしまう空気になってしまいました。

 

 

しかし男たちも萬平たちが自分たちを労ってくれている事は重々承知していました。慰労会の後、神部と岡、そして男たちはわだかまりを拭って仕事に向けて気持ちを一新するのでした。

 


人を使うというのは大変だと萬平はしみじみ痛み入ったようです。何とか落ち着いた立花塩業ですが、そこにまた電話が鳴ります。果たしてこの電話は、福子たちに吉をもたらしてくれるのでしょうか。

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