まんぷく第56話の感想「世良連行」

魚獲りに、日本軍軍事工場痕に隠されていた手りゅう弾を使った事が知られ、萬平(長谷川博己)を初めとするたちばな塩業の男たちは進駐軍に連行されてしまいました。

 

 

取り調べは厳しく、深夜まで萬平は付き合されていました。どうやら米軍はマッカーサー暗殺未遂事件を機に、日本から武器を厳しく取り締まっているらしく、反乱分子にも厳しく対応しているようです。

 


残された福子(安藤サクラ)たちの元に克子(松下奈緒)と忠彦(要潤)が駆け付け、今後の対応を考えます。しかし、弁護士などは誰も米軍には向かおうとはしてくれません。

 

 

そうなれば福子たちに出来ることは、塩とダネイホンの出荷を止めず、萬平が帰ってくるまで会社を守る事だけです。何か萬平たちを助ける方法ないですかねぇ…。

 


萬平は執拗な取り調べで、軍事工場を紹介したのは誰かと問われていました。世良(桐谷健太)の紹介でしたが、萬平は紹介してくれた人は関係ないし、迷惑がかかると名前を決して口にしませんでした。

 


義理難いなぁ萬平君は。世良に色々されてるのに…。しかし取り調べをする進駐軍兵は「正直に言わないと周りを不幸にするぞ」と脅されてしまいます。

 


檻に詰め込まれた従業員たちは、だんだん萬平のわがままに付き合ったせいで、こんなことになってしまったと言い出す者が出てきます。

 

 

萬平を庇うメンバーとすべてを萬平に擦り付ける者が対立し、再び取っ組み合いのケンカになるかというところで、看守のチャーリー・タナカ(岡崎体育)が注意に現れます。

 

 

日系二世で、見た目が日本人のチャーリーに、岡(中尾明慶)たちは同じ日本人として助けようと思わないのかと、非難の眼をチャーリーに向けました。

 

 

しかし彼は英語で日本が嫌いだという事、金髪の白人に生まれたかったと呟きます。喋れずとも聞き取りが出来た神部(瀬戸康史)が、みんなに無いようを教えると、暗い表情でそんな事を言う彼の気持ちをみんなが黙って考えました。

 


日本人の血は流れていても、アメリカで暮らしていた彼にとってこの戦争はとんでもない苦労を抱えていたでしょうね。納品が遅れながらも、福子たちは協力して塩とダネイホンの制作に必死で働いていました。

 


そこへ新聞記者が現れ、さもここにいたみんなが米軍の反乱分子かのような態度を取られます。追い返したものの、記事には萬平たちが悪者のように扱われていました。

 


取り調べも、どんなに丁寧に説明しても、進駐軍はコッチを騙す気だろうと信じてくれません。

 

 

記事を見た世良が福子に電話をして事情を聴いて来ましたが、そこへ進駐軍がやって来て、倉庫を紹介したものとして世良まで連行されてしまいました。萬平たちに味方はもう現れないのでしようか。

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