なつぞら感想121話「母と仕事の間で揺れる「なつ」!」
赤ちゃんができたことで気持ちが揺れる「なつ」。でも坂場やスタジオの仲間たちの後押しでこれまで通り働けるようになりましたね。
「お母さん頑張るぞ!」とお腹の赤ちゃんに伝えました。「なつ」ももうお母さんか…。としみじみと、また、ほのぼのとした気持ちになりました。
「なつ」は咲太郎の会社“風車プロダクション”に来て光子に妊娠を報告しました。光子も咲太郎も大喜びでしたね!
余談ですが、光子がいると“セレブ感”が出ていて、会社は儲かってそうに見えますね!今度声優の仕事が入ったアニメ「バケモノくん」は「怪物くん」ですね!
ここまでやるとこちらも見てみたくなります。さて「なつ」は十勝の柴田家に電話をし、母の富士子に伝えました。
じいちゃんも言葉にならないほど喜んでいるのが伝わってきました。「なつ」の母親像は富士子でしょうから、きっと良い母親になりますね。
ただ、それと同時に仕事もやりたい!もっと良いものを作りたいと言った「なつ」の表情は、以前のただ真っすぐな「なつ」ではないように感じました。
そこには、母になることの不安や楽しみ、仕事に対する不安や楽しみ、それぞれが入り混じった大人の「なつ」の表情でした。
スタジオで麻子が戻ってきているらしいと聞いたその日に、麻子は訪ねてきましたね。麻子の毒舌も変わっていなくて、なんだかホッとしますね。
二人も嬉しそうですが、麻子の本題は、坂場を「誘いに来た!」との事。さて何の誘いでしょうか!
なつぞら感想120話「なつは開拓者になれるか!?」
「なつ」が妊娠しました。出産することに不安を感じる「なつ」に対して坂場は「子供を育てながらアニメーターを続けることで、君がその道を作るんだ!」と伝えました。
当時の世相では、結果として辞めて良かったという茜のような人もいるでしょうが、やはり仕事を続けたい!という人が多かったのではないでしょうか?
「なつ」が、そのような人達の為の“開拓者”になれると良いですね!じいちゃん譲りの“開拓者”の精神で頑張って欲しいです。
そして「なつ」は下山と神地を呼んで妊娠の報告と相談をし、「なつ」は仕事を続ける事を宣言しました。神地の勢いでスタジオに戻り、仲やみんなに報告となりました!
そこでは「なつ」の今後をどうするかの議論になり、結果、契約じゃなく今まで通り働けるよう皆で社長に直談判にいきました。素晴らしい仲間意識です!
「なつ」はやはりみんなに愛されているんですね!なんとあの井戸原までもが、「アニメーターとして組合を超えた個人的な支援だ!」と、応援しましたね。
契約の方が楽に働けるはずだと説く社長に対し「なつ」は、楽がしたいわけでも、お金が欲しいわけでもなく、仕事でもっともっと成長したいし、良い作品を作りたいと熱く素直に話しました。
社長は女性初の作画監督を任せるつもりだったと…。それに対し「なつ」はやらせて欲しいと熱を込めました!社長は了承。会社に認められて本当に良かった!これは、みんなで勝ち取った勝利です!
なつぞら感想119話「めでたい事なのに心から喜べない社会」
亜矢美が「なつ」と咲太郎の前からいなくなりましたね…。寂しいです。人は本当に“出会いと別れ”を繰り返しています。
時に大事な人との別れも訪れますが、それでも人は前を向いて歩いていかなければなりません。“出会いと別れ”が人を大きく強くさせていくのでしょうね。
さて、「なつ」の家には、下山夫婦と神地がやってきました。茜は会社から産休明けからは契約にと!社長は上手に話していますが、社員ではなく作画一枚で計算される契約社員になるよう言われました。
神地も怒っています。茜は職場を辞めることにしたと言います。当時ならまだ当たり前な事かもしれませんが。これは酷い話です。女性は子育てか仕事かの一択なんですね…。
「なつ」も浮かない顔です…。そんな中、茜は無事出産しました。赤ちゃんはやっぱり可愛いですね!茜は、この子を置いて仕事にいくなんて考えられないと言いました。母性ですかね!
幸せの価値観は人それぞれですから、ただ、みんながそれぞれ幸せになってほしいですね。スタジオでは「なつ」が、気分が悪くなったようです。
診察の後、すごく思いつめた表情の「なつ」は帰宅して、坂場に今日の出来事を話した後「赤ちゃんができた」と報告しました。
坂場は涙を流して喜びましたが、「なつ」の表情は暗く、「仕事を辞めるわけにはいかない、辞めたくない」と話しました。
こんなに嬉しい状況に笑顔になれない「なつ」が不憫でなりません…。心から喜んで欲しいです!
なつぞら感想118話「ありがとう亜矢美さん!」
8月15日、「なつ」の誕生日と、咲太郎と光子の結婚を祝う会が風車で開かれました。新宿の関係者たちが招かれた手作り感溢れる会ですね。
そんな祝いの席でも話は亜矢美の今後について。咲太郎と光子は任せて欲しい、それくらいの親孝行をさせて欲しいと伝えますが、亜矢美は感謝しつつも断りました。
そして「元々お前の母親でもなんでもない」とつけ離した後に「親孝行は十分にしてもらった」と咲太郎に伝えましたね。「なつ」はもしよかったらまた一緒に暮らさないかと提案します。
柴田家にいた時間と同じ10年を一緒に過ごした亜矢美は家族だと話しました。亜矢美は笑いながら「いいかげ開放してほしい」と亜矢美らしく断りました。
亜矢美は二人と一緒に暮らせて本当に楽しかったと言い明るくふるまいます。これにも涙しました。
後日、咲太郎と「なつ」は風車に来ましたが、もう亜矢美の姿はありませんでした。その場にいた煙カスミもどこへ行ったかわからないと…。
カスミは二人に亜矢美の本当の気持ちを教えました、本当は咲太郎への気持ちを押し殺しずっと明るく母親として生きてきたこと、そして心から祝福するために姿を消したこと、そんな気持ちを分かってくれと話しました。
やっぱりそうだったのか!と、そう思っていたものの、切なすぎます…。またまた泣きました。最後に聞いていた曲「鐘の鳴る丘」と「頑張れよ!咲太郎のメモ」もう涙が止まりません。ありがとう亜矢美!亜矢美さん!
なつぞら感想117話「立ち止まって考える日にしたいですね!」
「なつ」や、みんなが帰った風車では、亜矢美と咲太郎が飲み直しています。咲太郎は「母ちゃんの子供になれて幸せだった」と、ムーランルージュでの事を思い出しながらしみじみと語りました。
咲太郎は亜矢美に、「ただ生き延びるだけでなく“生きる”事を教えてくれた」と感謝を伝えましたね。確かに戦後は食べていくだけでも大変な時だったでしょうから、“生きる”という人間らしさを教えてくれた事は感謝でしかないでしょうね!
子供時代の咲太郎は「なつ」たちを迎えに行くために金儲けの事ばかりを考えていたようですが、それを亜矢美は、迎えに行くために勉強し、そして人を本気で楽しませたいなら本気になって勉強しろと発破をかけました。
また、悲しくなった咲太郎に甘える事を教えてくれたりして、不思議な関係ですがその瞬間は親子だったんですね!
二人は親子であり、姉弟であり、親友であったんでしょうね!時には恋人であったかも…とも思うのですが…。
戦後から復興期はこうやってみんなで助け合って生きてきたんでしょうね!忘れてはいけない大事なことです!それから、8月15日は「なつ」の誕生日だったんですね。
「色んな事を忘れない為にある日」だと坂場は言い、「なつ」も誕生日が来るたびに、亡くなった父や母、周りの人たちの事を思い出すと言います。
今は幸せな「なつ」も、現在を生きている私たちも、今一度立ち止まって、子供たちの幸せやこの国の未来を考える日にしたいですね。
なつぞら感想116話「結婚は何のためにするものなのか?」
咲太郎は、川村屋のマダムと結婚をする事を「なつ」に報告しましたが、「なつ」は本当に驚いていましたね。それはそうですよね!
咲太郎が経営者になるにあたり相談していたらそうなった…との事で、ありがちなパターンですが、これで“風車”の女将、亜矢美が安心して咲太郎に相談ができるだろうと思っての事のようですが、どうなるのでしょうか?
好きとか嫌いとか、恋愛感情が感じられない咲太郎に一抹の不安を覚えます…。「なつ」は仕事も手につかない様子で川村屋に来ました。川村屋は新宿に増えてきているフーテン族でいっぱいでした。
戦後の混乱からあっという間にこのような自由な若者が生まれた事もある意味で凄い事ですよね。良くも悪くもそれだけ国内の成長が早かったという事でしょうね。
そして「なつ」はマダムに結婚の意思を確認したところ、本当だと知り喜びましたね!余談ですが、マダムが40歳とはビックリしました…。
マダムは、結婚したら川村屋の経営から手を引くそうです。川村屋を野上に託すマダムの決意は素晴らしいです。血縁にとらわれない本物の経営者ですね。
さて風車はどうなるのでしょうか?咲太郎とマダム、そして「なつ」の3人は風車へ。咲太郎が亜矢美に結婚を報告した時の、亜矢美の一瞬の表情は色々な意味を含んでいるように見えました。
亜矢美は咲太郎の、母親や姉の変わりだったんですかね…。亜矢美と咲太郎の飲み直しの場面もっとじっくり見てみたいです!
なつぞら感想115話「新婚夫婦、悩みながら絆は強くなる!」
「なつ」と坂場、夕見子と雪次郎の合同結婚式も終わり、二人は東京に戻ってきました。
二人の新居を借りての新生活がスタートしましたが、当時は、「家事は女の仕事だ!」的な考え方がまだ残っている時代のようですが、家事を分担している二人が微笑ましいです!
新婚生活を楽しんでもらいたいですね!新しい仕事は「魔法少女アニー」。「魔法使いサリー」のように子供に夢を与えるような子供向けアニメですね。ランチタイムを「なつ」茜、桃代の三人で楽しんでいます。
茜は妊娠しているようですね。「なつ」が、坂場が現在翻訳の仕事を通じて脚本の勉強をしている事を伝えた後、3人で「生活の安定についての話題」になりました。
次は「子供は欲しいが贅沢だ」という子供の話、そして「子供ができたら女性は仕事を辞めなければ」という考え方の話。
女性の仕事観は保育園の話も含め簡単ではないですね。社会の中の男性が変わらないと!という部分が大ですね。しかし「なつ」の会話の話題も変わりましたね!
そして咲太郎は“風車”が無くなるという事を知りました。忙しすぎて“風車”に行っていない咲太郎に対し寂しくなりました…。
周囲や時代が変わっても変わらないでいて欲しいものってありますよね。“風車”がそうです。
咲太郎と亜矢美の関係は親子なのか恋人なのか…と勘ぐってきましたが、咲太郎は亜矢美に頼ってもらうために川村屋のマダムと結婚する!と!さてどういう理屈なのでしょうか?…。