まんぷく第60話の感想「無罪放免」

萬平(長谷川博己)宛の福子(安藤サクラ)の手紙は、検閲を通って萬平の元に届きました。
手紙の内容は、萬平含め従業員、そして世良(桐谷健太)全員の名前が書いてあり、体調を気にしつつ、みんなの無実を信じるモノでした。

 


男たちはみな涙を浮かべます。大阪商工会会長である三田村(橋爪功)が、米軍憲兵所を訪れ、やはり萬平の弁明に協力していました。三万円投資した身でもありますからね。

 

 

萬平の志しが、今の貧困で飢えた日本を救うと強く熱弁してくれました。監獄に閉じ込められた男たちはとうとう脱走を考えます。もう何日も監修されていますからね。家族に会いたくなってきますよね。

 


脱走なんて総計な事を、萬平たちが止める中、赤津が「赤とんぼ」を唄い出します。
郷愁を誘うその歌に、みんなが声を合わせて歌いだしました。

 

 

看守のチャーリー(岡崎体育)が効いているのを見て、世良が声をかけました。戦中日系人がどんな思いをしてのか、チャーリーの心を読む様に話しかけるのです。

 


世良はお金のある人からは、ずるがしこくだまし取ったりしますが、お金のない靴磨きの少年には、多めに代金を払ったり、辛い思いに耐えながら戦う人には、声をかけるところがありますよね。憎み切れないキャラです。

 


ビンガム曹長は萬平に再度聞き取りをして、証拠がない限り軍事裁判にかけると言いました。すると萬平は裁判に自分はかけられてもいいが、従業員や世良は開放してほしいと願い出ます。

 


自分が可愛くないのかというビンガムに、萬平は幼い頃の近所の傘屋のおじさんの話をします。「雨が降ったら傘が売れてうれしい。それが晴れたら青空が見られてうれしい」

 


萬平はそんな風に自分の仕事を愛せる人間になりたいというのです。そんな風に仕事をしていたのに、逮捕されてとても不本意だが、辛い思いをするのは自分だけでいいとはっきり答えました。

 


ビンガムはもう一度海にやって来て、夕方高木たちが釣りをしていた時間帯に手りゅう弾を投げます。その様子を福子も覗きにやってきます。

 

 

爆発して少しすると魚はちゃんと浮いて来ました。福子は駆け寄り、浮かんだ魚を掴んで手りゅう弾で魚を獲っていた証明だと高らかに英語で声を上げました。

 


ビンガムは手りゅう弾を持っていたのも事実だと言いつつ、たちばら塩業のみんなと世良は無事釈放となったのです。それを見送るチャーリーの肩を世良が叩きます。

 

 

チャーリーは萬平にダネイホンはそれほど不味くなかったと伝えました。萬平もその言葉に笑みを浮かべて「ありがとう」と答えました。こうして福子たちの待つ立花塩業にみんなが帰ってきたのでした。

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