まんぷく第28話の感想「侵入者は誰?」

福子(安藤サクラ)たちが居候をしている姉の克子(松下奈緒)の家に、深夜みんなが寝入る中、何者かが忍び込んできました。どうやら泥棒らしく、家の中からお金を漁っています。

 


いち早く気が付いた鈴(松坂慶子)は、流石武士の娘、果敢に棒で泥棒と対峙し、大声でみんなに知らせます。起きてきた福子や萬平(長谷川博己)たちに観念して、泥棒を働いた男・神部(瀬戸康史)は大人しくします。

 


どうやら市場でハンコ売りをしている福子たちの跡をつけて家を知り、行列の出来るハンコ屋だとお金をくすねに来たようです。警察に突き出そうという鈴に、福子たちはこんな事をした事情を聞きだします。

 


神部は戦地から帰ってきた元兵隊でしたが、家は焼けて無くなり、たった一人の家族だった母も亡くなっていたため、食うに食えない日々が続き、やむなく泥棒をしたのだと言いました。

 

 

克子は戦地帰りだと聞き、夫の忠彦(要潤)を知らないかと神部に尋ねましたが、残念ながら神部は知らないようです。お腹が減ってついに倒れてしまった神部に、みんなは残り物のすいとんを分け与えます。

 


深夜で眠かった女性陣は神部の世話を萬平に任せて寝てしまいました。翌朝、神部は泥棒を働いた自分に色々世話をしてくれたと。お礼として掃除をして帰りました。

 

 

この時代、戦争に連れていかれた若い兵隊が、帰って来て家も家族も亡くしていて、たくさん街をうろついていたと言います。泥棒を働いたと言え、兵隊に出て国に尽くした神部の姿を見ると、戦争に行けなかった萬平は申し訳ない思いに駆られていました。

 


次の日の夜も、再び家に誰かが忍び込みます。やはりいち早く気づいた鈴は、また神部が来たと思い、怒鳴り付けました。しかし侵入してきた男は、なんと克子の待ち人・忠彦でした。

 

 

どうやろフィリピンからの帰りの船が中々なくて時間がかかったようです。克子は泣いて喜び、忠彦と喜びの抱擁を交わします。戦争は地獄だったと呟く忠彦に、克子はお風呂の用意をして労いました。

 


翌朝、父が帰ってきたことを知った四人の子どもたちは大はしゃぎで喜び、福子たちも混ざって万歳をし出しました。そんな中に何故か神部が混じっています。なんで君が混じっているの?

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